むし歯予防にフッ素が効果的なのはなぜ?
皆さんこんにちは。
グリーンヒルズ歯科クリニックです。
予防歯科の概念が広まってきて、むし歯にかかる人も少なくなりつつあります。
皆さんの中にも、むし歯が1本もないという方がたくさんいらっしゃることかと思いますが、その状態をこれからも維持していくことが大切です。
そこで有用なのが「フッ素」です。
フッ素は、歯の再石灰化を促進する作用が期待できます。
これは科学的にも証明されていることで、予防歯科の先進国である北欧でも、フッ素を積極的に活用している人がほとんどです。
歯はむし歯菌が産生した酸だけではなく、酸性の強い飲み物や食べ物によっても脱灰することがあるので、日ごろからフッ素を活用することはとても大切なことといえます。
フッ素は、単に再石灰化現象を促すだけではありません。
脱灰して溶けだした歯質が元に戻る過程で、歯質の中にフッ素が入り込みます。
そうして作られる物質を「フルオロアパタイト」といいます。
このフルオロアパタイトは、もともとの歯質よりも酸に対して強い性質を持っているので、結果的に「歯を強くする」ことにつながるのです。
市販されている歯磨き粉の多くには、フッ素が配合されています。
その濃度は商品によっても異なりますが、最大で「1500ppm」まで配合されており、フッ素によるむし歯予防効果も十分期待できるといえます。
ですから、毎日の歯磨きで歯磨き粉を使うのであれば、フッ素入りのものを選ぶようにしましょう。
フッ素の活用法で、最も高いむし歯予防効果が得られるのは、歯科医院で受ける「フッ素塗布」です。
「9000ppm」という極めて高い濃度のフッ素ジェルを使用できるので、歯を強くする効果も格段に高くなっています。
このように、フッ素は「歯の再石灰化を促す」ことと、「歯質を強化する」ことでむし歯予防効果を発揮します。
とくにフッ素塗布ではその効果が高くなっていますので、むし歯をしっかり予防したい方は、お気軽に当院までお越しください。